自然の恵みを最大限に利用するために!
ある程度お庭づくりが整ってくると、「材料も自分でつくってみたい」とか、「これはお庭に利用できないか」とか考えることがあると思います。それはオーガニックなお庭づくりにおいてとても重要なこと。お庭や普段の生活で得られるものをお庭に還元できたら、ますます達成感が湧いてくると思います。自然由来のものを自然に還してまた恵みを得る。そんな仕組みを手助けするガーデンアイテムをご紹介します。
雨水タンク
▲少しずつ大きさやデザインのバリエーションも増えている様子。
素材:ポリエチレン・ステンレス・木製等
容量:130L〜300Lと様々
雨水タンクとはその名の通り雨水を貯める容器のこと。雨樋を通じて屋根に降った雨水を集めます。災害時の非常用水にもなることから、最近注目を集めています。
ポイント1
ガーデニングとの相性◎
雨水タンクの一番のメリットはやはり節水。作業後の道具を洗ったり、手洗ったりするのにはもってこいですよね。もちろん洗車や掃除にも利用できます。
ポイント2
設置の助成制度も!
地域によっては雨水タンクの設置に対する助成金の設定があります。金額や規定は様々なので、ご興味のある方はお住まいの自治体にお問い合わせください。
コンポスト
▲地中梅君型コンポスト
この他の容器としては、ダンボールを利用した「ダンボールコンポスト」、木材で自作するもの(トップの画像参照)、かき混ぜる手間を省いた回転式のものなど色々あります。
生ゴミや落ち葉などが発酵、分解されてできた堆肥を「コンポスト」と言います。容器を設置して終わりではなく、定期的にかき混ぜたり、匂いや虫の発生に注意したりしなければならないなど手間はかかりますが、ゴミを減らすことができ、何より植物を育てる土台を自分で作ることができるのが魅力です。
コンポストいろいろ
生ゴミコンポスト
野菜くずや肉・魚などの生ゴミから堆肥を作ります。生ゴミはしっかりと水切りをすることがポイントです。土や雑草と混ぜ合わせて発酵させ、堆肥化させます。
落ち葉コンポスト
落ち葉を集めて発酵させます。ミミズや微生物の力を借りて発酵させますが、これだけでは力が弱いので米ぬかなど発酵を助けるものを加えます。生ゴミコンポストよりも時間がかかります。
こちらも助成金あり!
コンポストの設置にも地域によっては助成金が設定されています。
持続可能なお庭づくりを目指して
最近よく聞かれる“持続可能な”というキーワード。限りある資源を次世代にどのように繋いでいくかという課題に対して、社会で色々な取り組みがなされています。そんな中で一番身近な自然の資源であるお庭をどのように活かしていくか、これからもっと注目されていく分野だと思います。ピエトラでも積極的に取り組んでいきたいですね。