お庭にいたら見守りたい虫たち

コンパニオンアニマル

コンパニオンアニマルとは?

一般的にはペットより深く人間と関わっている動物全般のことをいいます。しかしオーガニックなお庭づくりという考え方の中では、その意味合いが少し違ってきます。ここでのコンパニオンアニマルとは、その活動や習性がお庭づくりに良い作用を与える動物や虫たちのことを言います。コンパニオンアニマルの力を借りることで、例えば植物が健康的に育ったり、手入れをする人の手間を減らしたりできます。

害虫と益虫

益虫という言葉をご存知ですか?人の生活に悪影響を与える“害虫”の反対で、良い効果をもたらしてくれる虫のことを言います。人間の都合で害・益と区別してしまうのはなんだか申し訳ない気もしますが、オーガニックなお庭ではこの“益虫”たちの力を存分に借りていきたいところです。

 代表的なコンパニオンアニマル

テントウムシ

フォルムが可愛いテントウムシの主食はアブラムシ。実はテントウムシはアブラムシの天敵なのです。害虫の他にうどんこ病などの細菌類を食べる種類もいるそうです。ただ中にはナス科の植物を食べる種類もいるそうなので、注意が必要です。

カマキリ

ちょっと顔が怖いかもしれないカマキリも、お庭の虫を食べてくれる味方です。肉食なので植物の葉は食べず、草食の昆虫を食べます。ただ、害虫だけを食べるだけでなく、全ての虫を食べてしまいます。例えば上で紹介しているテントウムシなんかも・・・

クモ

ハエをとるハエトリグモの他、中にはゴキブリを食べる種類も!遭遇しても殺さずに逃してあげましょう。


“やっかいもの”と決めつける前に

実は私たちの知らないところで、お庭に良い効果をもたらしてくれていた虫たち。お庭という自然に共存する者として、殺虫剤などは使わずに、自然の仕組みを活かしたお庭づくりをしていきたいですね。