有機農業を学ぶ〜畑の学校【第1回&第2回】

こんにちは!ピエトラの齋藤です。
3月から自分で借りている畑とは別に、日高事務所の近くで有機農業の方法を教えてくれる畑の学校に入学しました!
地域循環型の暮らしを進める日高市民の会〜日高くるくるねっと〜さんが主催されていて、講師はピエトラ日高事務所の本当にご近所さん『ふうわりファーム』の松下さんです。今回が9期目で、実はピエトラの福村も以前に入学しています。

第1回目はひたすら畑を耕す!担当区画に大人6人のメンバーがいるのですが、面積が広い!いつも私が一人で耕している面積の10倍はありそうな感じで、へとへとに。写真すら撮っていませんでした(反省)

そして3/1日、第2回が開講されました。メインの作業はじゃがいもの植え込みと葉物野菜の種まきです!


じゃがいもの植えつけ

種芋はこんな感じで4種類ご用意いただいております。
左から『ノーザンルビー』『北あかり』『男しゃく』『シャドークイーン』
これを大体2ー3等分に切り分けて、植えつけていきます。

◾️種芋の下準備について

切り分ける台はこちら。なんだかお料理教室みたいで可愛らしいですね。中央のフライパンの中に入っているのはそれぞれ『草木灰』と『有機石灰』。これを切った切り口につけることで、種芋が土の中で腐るのを予防します。
ただ……じゃがいもは弱酸性の土壌を好むので、アルカリ成分の強いこれらの灰を付けるとうまく育ちにくい……なんてことも言われていたりするため、付けるかつけないかは考え方次第、とのこと。

なので今回は半分は灰をつけるパターン、半分はつけないパターンで両方試してみることにしました!こんな風に色々できるのも学校ならではですね。

これを土の中に埋めていきます。深さは10-15cmくらい、30cm程間隔を開けて植えつけていきます。種をまくのとはえらい違いの労働量。たった15cmの深さですが、これをずっと掘っていくのは結構技術がいるものです。

◾️植えつけ時の種芋の上下について

一般的には芽がそのまま真っ直ぐに伸びやすいように、切り口を下にして植えることが多いそうです。ですが逆に切り口を上にして、芽を一旦逆さに出させてから上に伸ばすことで、強い芽を選別できる……というやり方もあるそうです。これも両方チャレンジすることになりました!

種芋の間に油かすなどの肥料を置いて、土を被せ、その上からしっかりと足で踏みつけて植えつけ完了!発芽まで3−4習慣だそうです。楽しみですね。


葉物野菜の種まき

続きまして葉物野菜の種まきです。まずはウネ立てから開始。広さを一定にウネを立てるのって、距離が長いとなかなか大変です。

そこで登場するのがこちら!木のぬくもりあふれるこの感じ、素敵です。右側のもので土に等間隔に印をつけていきます。ちなみに左側のものは種芋を植えつける時に30cm間隔を測るために使ったメジャーです。

このようにしっかり糸を張っていく方法もあります。

いよいよ種まき!私の担当は紫水菜になりました。このパッケージもおしゃれな種は日高市にある『たねの森』さんの種です。たねの森さんでは無農薬・無化学肥料で栽培・採種された固定種の種を扱っています。
◾️固定種の種についてはこちらでも触れています→ピエトライフ2018年10月号/2017年1月号

深さ2cmくらいの穴を開け、1穴1-3粒程度まいていきます。その後はしっかりと手で土を圧着させて種まき完了。日高の土はとても土質がよく、この日はまだ若干の湿り気を帯びていたので、水やりもしなくて大丈夫だそうです。

最後に防虫ネットをかけて、今日の作業は終了です!お疲れ様でした!!


今回の感想:じゃがいもだけでも4種類植えられたりと、一人ではなかなかできない挑戦ができるのが楽しいですね!じゃがいもは種類もそうですが、灰の付け方や植え方の向きで何か違いが出てくるのかも、見守っていきたいと思います。次回はネギやレタス、葉物野菜その②など。2週間後は春本番になっていそうです!